いろいろある曖昧な色

お客さまから、今回はモスグリーンが良いなあ、と電話口からご注文をうけました。これは定期的に発行なさっている新聞製作のお仕事で、いつも黒+特色(カラー1色)の2色で印刷をしています。モス=苔。なんとなくイメージはできますが、それがお客さまのグリーンと同じであるとはかぎりません。特にグリーンは、カーキやオリーブなど、曖昧によばれている色も多く難しいです。しかし、この“なんとなく”を、“まさにそれ”、に変えていくのが弊社の仕事であります。納期迄時間がないため、色見本の確認が出来ず、電話でのやり取りを数回、お客さまにお会いせずにグリーンを決定しました。紙にのった本紙の色を確認、自信をもって送りだす新聞。とはいえ、自信はあってもお客さまからの反響を戴くまではいつも緊張しています。
ちなみに、今回のグリーンは一番上のチップ(色見本)にあわせて印刷しました。本来のモスより、少し明るめです。

この投稿は役に立ちましたか?
送信
0人の方がこの投稿は役に立ったと言っています。