統合報告書制作支援

投資家やステークホルダーからの期待に応える統合報告書の作成を目指します

 
サステナビリティ関連情報開示の重要性は近年急速に高まってきました。急激な市場変化に追従するために統合報告書の発行を進める企業も数多くあります。しかし、それゆえサステナビリティの戦略が十分に整備されておらず、統合報告書の内容が投資家やステークホルダーの期待する水準に達していなかったり、毎年変わり映えのしない統合報告書を発行することになってしまうケースも多々あるでしょう。
 
統合報告書では、外部環境と企業活動の関係性を構造的に説明し、それに基づく戦略・ガバナンス・財務・非財務の成果を体系的に示すことが求められます。特にリスク・機会分析から導き出されたマテリアリティに対して、どのような戦略を立て、持続可能な価値創造へとつなげるのか、その一貫した論理展開が報告書全体の信頼性を左右します。
 
統合報告書の開示経験が浅い企業や、ESG情報の収集体制がまだ整っていない企業では、そもそもどの情報をどう整理すれば戦略的に伝えられるのかが不明確なまま、構成や執筆が進んでしまうことがあります。その結果として、「リスクや機会との関係が不明確な取り組みが並ぶ」「ストーリーとしての一貫性が感じられない」「開示情報が断片的」といった事態に陥りやすくなります。
 
ココラボでは、こうした課題に対して、企業の現在の取り組み状況に即しながら「何をどう見せるべきか」「どうすれば統合思考に基づいた一貫性あるストーリーになるか」といった視点から統合報告書制作のご支援を行います。

フレームワークやガイドラインに準拠しつつ、自社らしさを表現できる統合報告書を制作します。

 
統合報告書は、特に投資家視点からは比較可能性のある構造であることが重視されます。そのため国際統合報告フレームワークやGRIスタンダードなどの国際的なフレームワークやガイドラインに基づいて制作することが一般的です。またフレームワークやガイドラインが提示する項目に準拠することで、統合報告書の論理構造や内容の精度を高めることができます
 
しかし一方で、ただフレームワークに落とし込むだけでは、どこの企業も似たような統合報告書になってしまい、自社の戦略や強み、将来のビジョンが伝わりにくくなるという課題があります。企業の価値創造は、単に現在の取り組みだけでは語り尽くせません。その背景には、これまでの経営判断や企業文化、事業の成り立ちなど、“企業らしさ”の根拠となるストーリーや思想が存在しています。統合報告書においても、こうした要素を丁寧に織り込むことで、読み手に対して「この企業だからこそ」という納得感や共感を与えることが可能になります。
 
ココラボでは、フレームワーク準拠や開示項目の整理にとどまらず、企業の過去と未来をつなぐストーリーの設計を通して、自社らしさを伝える統合報告書制作を支援しています。情報開示として求められる要件を満たしながら、企業ごとの価値創造の道筋を“らしさ”として描き出すことが、これからの統合報告書に求められる役割だと考えています。

対象となる読者を意識したフォーマットの報告書を制作します。

 
統合報告書と並んで、サステナビリティ情報開示を担うものとして、「サステナビリティレポート」があります。どちらも非財務情報を含む報告書であるという点で、共通する内容も多くあります。2つの違いとしては、統合報告書は財務情報と財務に影響を与えるサステナビリティ関連情報を統合した報告書であるのに対し、サステナビリティレポートは非財務情報を中心に、企業活動が社会や環境に与える影響についてレポートするのが一般的であるということです。
掲載される情報が異なることで、対象となる読者（ステークホルダー）も変化します。また反対に、どういった読者（ステークホルダー）を想定するかによって、統合報告書なのかサステナビリティレポートなのかを使い分けることで、より効果的なサステナビリティ情報開示を実現することができます。

 必ずしも紙の報告書である必要はありません。伝える対象や内容に応じて最適な方法での情報発信を行います。

 
統合報告書の制作というと紙媒体での制作と考えがちですが、対象となるステークホルダーによっては必ずしも紙媒体である必要はありません。Webで閲覧できるように発信したり、場合によってはサステナビリティサイトという形式をとった方がいいこともあります。
ココラボでは、お客様のステークホルダーとのコミュニケーションにあたって最適な発信方法を用いて情報発信ができるように、複合的なサポートにも対応いたします。

セミナーは随時開催中！
最新の開催情報は下記よりご確認ください。

おすすめ記事