神奈川県印刷工業組合主催の「端末危機対策セミナー」で、マルウェアの被害の実態や感染した場合の対処法などを勉強しました。
マルウェアとは俗にいうコンピュータウィルスのことで、malicious(悪意のある)softwereを組み合わせた造語です。マルウェアの中でも最近猛威をふるっているのが「ランサムウェア(身代金)」ですが、最近では技術力のない犯罪者が増えていて、身代金を払ってもシステムデータの復旧ができないこともあるとのこと。Macは大丈夫という神話も崩壊しているそうですので要注意!
またPマーク(プライバシーマーク)認定企業の昨年度の情報流出事故は2,044件。Pマーク認定企業でこの数字ですから、全体ではどのぐらいなのかと考えると背筋が寒くなります。原因別事故率でみると約98%が「誤メール」「紛失」「宛名間違い」「封入ミス」「FAXミス」などの内部の人的によるものです。マルウェア感染についても、不審なメールの添付を開いてしまったり、休憩時間に怪しいサイトを閲覧したりという、利用者の危機意識の低さがリスクになっています。システムを万全にしておくことはもちろんですが、どんな備えよりもまず初めにやるべきことは社内教育なのだと思いました。
講師は認定NPO法人産業クラスター研究会のメンバー。現役時代に有名企業の第一線で培った知識と経験を生かし、一線を退かれた今もNPOのメンバーとして後進の育成に取り組んでおられる尊敬すべき先輩方です。産業クラスター研究会のみなさまのような先輩方が作ってくださった社会の土台があるからこそ、その上でわたしたちは新たなことを始めることができているのだと実感しました。
さまざまな脅威から守れるようにしっかり取り組むぞ!