色の豆知識13 / 色の組み合わせ〜襲(かさね)の色目
美しい名前のついた、日本の伝統的な色の組み合わせをご存知でしょうか。平安時代に花開いた女房装束袿(うちき)と呼ばれた着物を何枚も重ねて着る十二単があります。その着物の色の組み合わせは季節に合わせて決まったパターンがありました。この時代の袿は非常に薄い絹だったため、透け感が独特の風合いと美しい色合いを演出していたようです。一例ではありますが、ご紹介します。尚、同じ色目でも名称が変わったり、その逆もあ […]
美しい名前のついた、日本の伝統的な色の組み合わせをご存知でしょうか。平安時代に花開いた女房装束袿(うちき)と呼ばれた着物を何枚も重ねて着る十二単があります。その着物の色の組み合わせは季節に合わせて決まったパターンがありました。この時代の袿は非常に薄い絹だったため、透け感が独特の風合いと美しい色合いを演出していたようです。一例ではありますが、ご紹介します。尚、同じ色目でも名称が変わったり、その逆もあ […]
今日、気分を左右したりイメージの確立を図ったり、色々なことに利用されている「色」ですが、日本人が初めて「色」を意識したのはいつ頃なのでしょうか。 それは飛鳥時代、聖徳太子が制定した冠位十二階なのではないかと言われています。冠位十二階とは、日本で初めての冠位・位階であり、朝廷に仕える役人の位を12に分け、立場に応じて色分けされた冠をつけた仕組みのことです。 当時の一般庶民は特に染付されていない、天然 […]