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伝統色

色の豆知識20 / 勝色

最近は異常気象や台風など、今までの常識を覆すような天候が多く見られるようになっています。その原因の一つとして地球温暖化が挙げられ、様々な環境問題からCO2排出削減が強く求められています。 日本では過去にも異常気象に悩まされた時代がありました。その一つが鎌倉時代の中期で、このとき大飢饉も起きています。真夏に雪が降り、冬に蝉が鳴いたと伝えられており、「吾妻鏡」にも夏のヒョウや大きな台風についての記述が […]

色の豆知識17 / 面白い名前の色「ノミ色」

以前、日本の伝統色 甕覗(かめのぞき)色をご紹介しましたが外国にも面白い名前の色があります。 その色は、ロココの女王とも称されるマリー・アントワネットのドレス生地として生まれたとされています。色の名前は、布地を見たルイ16世が言った言葉から。そして現代でも使われています。色の名前はピュース。日本語にするとノミ色です。ノミは虫の蚤のこと。刺されると大変なことになるノミです。 ノミの腹色、ノミの足色、 […]

色の豆知識13 / 色の組み合わせ〜襲(かさね)の色目

美しい名前のついた、日本の伝統的な色の組み合わせをご存知でしょうか。平安時代に花開いた女房装束袿(うちき)と呼ばれた着物を何枚も重ねて着る十二単があります。その着物の色の組み合わせは季節に合わせて決まったパターンがありました。この時代の袿は非常に薄い絹だったため、透け感が独特の風合いと美しい色合いを演出していたようです。一例ではありますが、ご紹介します。尚、同じ色目でも名称が変わったり、その逆もあ […]

色の豆知識10 / 四十八茶百鼠

四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)という言葉をご存知でしょうか。ここでいう四十八や百は具体的な数のことではなく、沢山という意味です。 江戸時代に徳川禁令ともいわれる奢侈禁止令が発令されました。これは武士や町人に対し着用する布の種類から色までをも指定したものです。特に町人は派手でカラフルな色は禁止され「お構いなしの色」と呼ばれた茶色、鼠色に限られていたようです。誰もが好きな色や素材の服を自 […]

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