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日本の伝統色

色の豆知識20 / 勝色

最近は異常気象や台風など、今までの常識を覆すような天候が多く見られるようになっています。その原因の一つとして地球温暖化が挙げられ、様々な環境問題からCO2排出削減が強く求められています。 日本では過去にも異常気象に悩まされた時代がありました。その一つが鎌倉時代の中期で、このとき大飢饉も起きています。真夏に雪が降り、冬に蝉が鳴いたと伝えられており、「吾妻鏡」にも夏のヒョウや大きな台風についての記述が […]

色の豆知識13 / 色の組み合わせ〜襲(かさね)の色目

美しい名前のついた、日本の伝統的な色の組み合わせをご存知でしょうか。平安時代に花開いた女房装束袿(うちき)と呼ばれた着物を何枚も重ねて着る十二単があります。その着物の色の組み合わせは季節に合わせて決まったパターンがありました。この時代の袿は非常に薄い絹だったため、透け感が独特の風合いと美しい色合いを演出していたようです。一例ではありますが、ご紹介します。尚、同じ色目でも名称が変わったり、その逆もあ […]

色の豆知識10 / 四十八茶百鼠

四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)という言葉をご存知でしょうか。ここでいう四十八や百は具体的な数のことではなく、沢山という意味です。 江戸時代に徳川禁令ともいわれる奢侈禁止令が発令されました。これは武士や町人に対し着用する布の種類から色までをも指定したものです。特に町人は派手でカラフルな色は禁止され「お構いなしの色」と呼ばれた茶色、鼠色に限られていたようです。誰もが好きな色や素材の服を自 […]

色の豆知識 / 古建築の色

桜の季節になるとお花見がしたくなります。お寺など通りすがりにちらっと見るだけでも心華やぐものです。年月に晒された渋い素木と桜の花のコントラストも素敵です。日本の寺社建築は大陸からもたらされ、鳥居や本殿などには塗装がされており赤と白を基調としたものや漆の黒や赤などがよく見かけることができます。神社などの建物だと、赤(朱)、白、黒あたりの色がすぐ思い浮かぶと思います。 かつては、現在では素木が一般的な […]

色の豆知識 / 日本の伝統色 甕覗(かめのぞき)色

日本の伝統色と大別される色たちがあります。これは日本特有の文化に基づいた色彩、また歴史上の資料などに出典がある伝統的な色名称のことで多種多様の色があり、DICグラフィックス株式会社が再現した色見本帳なども有名です。 その日本の伝統色の中に甕覗(かめのぞき)色というのがあります。これは藍染の最も淡い色を示すもので、白に近いごく薄い藍色、やや緑がかっている気もするやわらかく淡い色です。この印象的な色名 […]

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