世代を問わず愛される国民食「餃子」。
JO 第50 号の節目に餃子ネタで良いのかと心配ではありますが、横浜で味わえる個性派餃子を3 軒厳選。定番から町中華まで、その魅力を一皿ずつ追いかけます。
ちなみに、餡は「野菜多め派」と「肉多め派」に分かれるけれど、わたしは断然“ 野菜たっぷり派” !
①餃子専門店 横浜とんとん(保土ケ谷区・星川)
創業30 年の老舗。もともとはラーメン屋さんが、餃子のおいしさが評判となり専門店へシフトしたという、まさに“ 餃子一本勝負” のお店。家族で営む温かい雰囲気の中でいただける餃子は、まるで実家の食卓で食べるような安心感。
餡はふわっと口の中でほどける軽やかさが魅力で、ニンニクの効いた旨味とシャキシャキ野菜が絶妙なバランス。自家製ダレと合わせれば、ご飯が止まらなくなること間違いなし。

②中華料理 徐福苑(神奈川区・大口)
お肉の旨味がしっかり主役で、野菜の甘みとバランスよく調和。皮は薄めで、焼き目は香ばしくカリッと仕上げ。にんにく控えめでランチにも◎。手包みならではの形の不揃いもまた味わい深く、噛むたびに“ 手作り感” が伝わってきます。
さらに驚きなのは、餃子だけでなく他の中華メニューもハイレベル。町中華ファンなら必訪のお店。

③北海ラーメン 蝦夷(保土ケ谷区・西谷)
地元で長く親しまれてきたラーメン店ながら、実は餃子の評判も高い一軒。店仕込みの「自家製えぞギョウザ」と、気軽に楽しめる「サービス餃子」の2種類。自家製はほんのり薄めの焼き色に、ふっくらとした包みが特徴。にらを中心とした野菜の香りと肉の旨味が調和し、食べごたえがありながらも後味は軽やか。壁一面に並ぶサイン色紙からは、多くのファンに愛されてきた人気ぶりが伝わってきます。

店名 | 野菜 | にんにく | 皮 | 大きさ | 価格(税込) |
横浜とんとん | 多 | 多 | 中厚 | 中 | ¥360/5 個 |
徐福苑 | 少 | 少 | やや薄 | 中 | ¥450/6 個 |
蝦夷 | 普通 | 少 | やや薄 | 中 | ¥594/6 個 |
餃子とひと口に言っても、お店ごとに個性はさまざま。みなさんの“ 推し餃子” も是非教えてください。