当社では、次世代を担う若い人材の育成を目的に、10年以上にわたりインターンシップの受入を続けてまいりました。これまでに受け入れた学生は延べ80名を超え、中学生の職業体験も含めると百名を超える子どもや学生が当社を訪れています。
今夏も、台湾国際人材センター︵ITI︶のインターン生および国内大学生あわせて5名の学生を受け入れました。大学生の研修は5日間と短期間ですが、ITI生は3週間にわたり社会課題解決をテーマにした企画立案に取り組んでいます。
今年の研修生の陳立恩さんは「高齢化社会」に着目し、高齢の方々が安心して台湾旅行を楽しめるようにと、台湾旅行のためのガイドブックを制作しました。指差しカードによるコミュニケーション支援に加え、バリアフリーに対応した観光地や施設の情報をまとめ、自身の手描きイラストを添え温かみのある、高齢者にやさしい一冊に仕上がりました。
10年間を振り返ると、私たちも学生たちとの交流から多くの気づきと学びを得てきました。当社のインターンシップは採用目的ではなく、地域社会への貢献活動の一環として実施しています。これからも教育機関と連携し、社会のお役に立てる取り組みを継続してまいります。

