「統合報告書って、結局何を載せればいいの?」
「サステナビリティレポートや有価証券報告書とは何が違う?」
「人的資本やScope3など、非財務情報をどのように経営や企業価値につなげて伝えればいい?」
そんな企業担当者の方に向けた、無料オンラインセミナーを開催します。
統合報告書は、単に財務情報と非財務情報を1冊にまとめる報告書ではありません。
資料では、統合報告書を長期にわたる企業の価値創造に焦点を当て、経営環境が変化しても継続的に成長するための対策と、その実績を報告するものと整理しています。
本セミナーでは、
「統合報告書とは何か?」という基本から、なぜ今必要とされているのか、統合思考とは何か、どのような情報を開示すべきか、そして統合報告書を作成する前に企業が何を整えておくべきかまで、実務目線でわかりやすく解説します。
統合報告書とは?
統合報告書は、企業の現在の業績だけではなく、将来にわたってどのように価値を創造していくのかを伝えるための報告書です。
資料では、有価証券報告書との違いについて、統合報告書は現在から中長期を見据え、将来のリスクや機会への対応、その成果が将来の事業価値にどう影響するのかを説明するものと整理しています。
つまり、
・どのような経営環境の変化を想定しているのか
・そこにどんなリスクや機会があるのか
・どんな戦略で対応するのか
・その取り組みが企業価値にどうつながるのか
を、一つのストーリーとして説明することが重要になります。
なぜ今、統合報告書が必要とされているのか?
企業を取り巻く環境は大きく変化しています。
国際政治リスク、気候変動、資源管理の強化、価値観の変化などを背景に、顧客や投資家は、企業との取引や投資にどの程度のリスクがあるのかを把握しようとしています。
今後は、
・Scope3排出量
・脱炭素に向けたサプライチェーン管理
・リサイクル材の使用状況
・人権デューデリジェンス
・従業員エンゲージメント
などについて、顧客・金融機関・投資家から問われる機会が増えていくことも想定されます。
「聞かれてから調べる」のではなく、「聞かれる前に説明できる状態にしておく」。
そのための重要な情報開示手段の一つが、統合報告書です。
統合報告書で重要になる「統合思考」とは?
統合報告書を理解するうえで重要なのが、統合思考です。
環境や社会への対応と企業業績を別々に考えるのではなく、
「業績」か「環境・社会」かではなく、どちらも企業の価値創造につなげる
という考え方です。
たとえば、将来の規制強化やレピュテーションリスクを予測し、それを回避するための取り組みを経営戦略に組み込む。
あるいは、リスクへの対応を新しい事業機会へと変える。
統合報告書では、こうした経営環境の変化と企業の成長をつなげて説明することが求められます。
「やってます」だけでは伝わらない統合報告書へ
統合報告書を発行していても、企業の活動を並べただけでは十分とはいえません。
よくある課題は、
・取り組みを整理せずに作り始めてしまう
・計画ばかりで報告すべき内容が薄い
・毎年同じ内容になる
・内容が変わらないためデザインだけを変える
大切なのは、「何をやったか」だけではなく、
どのような目標を設定し、どれだけ成果が出て、将来の価値創造にどうつながるのか
を示すことです。
統合報告書には何を書く?
国際統合報告フレームワークでは、統合報告書の内容要素として、
・組織概要と外部環境
・ガバナンス
・ビジネスモデル
・リスクと機会
・戦略と資源配分
・実績
・見通し
・作成と表示の基礎
などがあります。
単にそれぞれの情報を並べるのではなく、リスク・機会 → 戦略 → 事業活動 → KPI → 成果のつながりを示すことがポイントです。
今後注目したい「人的資本」と「Scope3」
今回のセミナーでは、統合報告書をめぐる最近の注目テーマとして、人的資本とScope3についても取り上げます。
人的資本
人的資本では、給与・教育費・採用費などのコストだけでなく、人的資本への投資がどれだけ価値創造につながったのかという視点が重要になります。
さらに、
・ダイバーシティ
・エンゲージメント
・労働安全
・時間外労働
・育児休業
・人権
・コンプライアンス
なども開示テーマになります。
Scope3
Scope3では、自社だけでなく、原材料調達、物流、製品使用、廃棄などを含むサプライチェーン全体での排出を考える必要があります。
単にサプライヤーへ削減を「お願い」するのではなく、サプライヤーの活動に関与し、一緒に考えることが重要です。
統合報告書を作成する前に整理したい5つのステップ
統合報告書は、制作会社に原稿やデザインを依頼すれば完成するものではありません。
まず社内で情報や体制を整える必要があります。
本セミナーでは、次の5つのステップを紹介します。
1.現状把握(診断)
まず、自社に何が求められているのかを把握します。
法令、取引先との契約・合意事項、アンケート、業界団体の方針などを確認し、自社の現在地を整理します。
2.データ整備
電力、燃料、水、調達、廃棄物、人的資本、人権など、情報開示に必要となるデータを整えます。
3.方針・戦略・計画(KPI)の設定
要求事項やデータをもとに、自社として何を優先するのかを整理し、方針・戦略・目標・KPIへ落とし込みます。
4.社内体制の整備
サステナビリティや統合報告は、担当者一人だけで進められるものではありません。
経営層を含めた社内体制や責任分担を整理します。
5.顧客説明資料・統合報告書の整備
最後に、自社の取り組みや価値創造を、顧客・投資家などにわかりやすく説明できる形にします。
<このセミナーでわかること>
・統合報告書とは何か
・統合報告書と有価証券報告書の違い
・なぜ今、統合報告書が必要とされているのか
・ESG・非財務情報と企業価値の関係
・統合思考と価値創造ストーリーの考え方
・統合報告書に盛り込むべき主な内容
・人的資本開示で押さえておきたいポイント
・Scope3とサプライチェーン対応の考え方
・統合報告書作成前に整理したい5つのステップ
<こんな方におすすめ>
・これから統合報告書の作成を検討している企業
・統合報告書を何から作ればよいかわからない担当者
・既存の統合報告書を見直したい方
・毎年同じような内容になっていることに課題を感じている方
・経営戦略とサステナビリティをうまく結び付けられていない方
・人的資本やScope3など非財務情報の開示を整理したい方
・自社の価値創造ストーリーを整理したい方
・投資家・金融機関・取引先への説明力を高めたい方
セミナー概要
なぜ今、統合報告書が企業の未来を左右するのか?
~非財務情報の開示と構成をわかりやすく解説~
開催日時:10/20(火)15:00~16:15
開催方法:オンライン
参加費:無料
※コンサルティング事業者の方のご参加はご遠慮いただいております。
統合報告書は「作ること」が目的ではありません
統合報告書で本当に重要なのは、立派な冊子を完成させることではありません。
自社はどのような環境変化を認識し、どんなリスク・機会に対応し、どのように価値を生み続けるのか。
そのストーリーを社内で整理し、社外に説明できる状態をつくることが重要です。
これから初めて統合報告書を作る企業も、すでに発行している報告書を見直したい企業も、ぜひご参加ください。
Q. 統合報告書と有価証券報告書は何が違いますか?
本セミナーでは、現在・中長期の価値創造を示す統合報告書と、実績中心の有価証券報告書との違いを整理して解説します。
Q. 統合報告書を初めて作る企業でも参加できますか?
はい。統合報告書の基本から、作成前に整理すべきデータ・方針・KPI・社内体制まで解説します。
Q. 人的資本やScope3についても扱いますか?
はい。最近の注目ポイントとして人的資本とScope3を取り上げています。