ひと夏の経験
〜高校生インターンを実施しました〜

 20年以上継続している中高生キャリア教育支援の一環として、今夏に高校生インターン2名を受け入れました。私立高校2年生の男子生徒K君と、定時制高校に通う3年生の女子生徒Tさんです。

 Kくんは、発達障害児専門の学習塾ラーニング・クエスト学習センターの天田塾長からご紹介いただいた自閉症のお子さんです。インターン期間は7月30日〜8月12日と夏休みの半分を使って、印刷機周りの仕事や商品の梱包などを中心に、自動組版の簡単なプログラミングも実践してもらいました。自閉症だけに人付き合いは苦手ですが、真面目で仕事の覚えも早く、特にパソコンを使った仕事では高い能力を発揮してくれました。彼の得意分野を活かした職に就けるよう、これからもサポートしていければと思います。

 Tさんは、さくらノートの長塚瞳さんからご紹介いただき、学生職業体験のカリキュラムと同じ、新聞づくりを体験してもらいました。実はTさん、インターン初日に大遅刻。その日は調子が上がらなかったのか、居眠りしてしまうひとコマもありました。ところが翌日は見違えるように仕事に熱心に取り組み、取材の社員インタビューも精力的にこなしていました。将来の夢は「作家」というTさん、リアクションや相槌がとても上手く、インタビュアーの隠れた才能を発揮。文章の表現力もあり、すばらしい新聞が出来上がりました。夢に向かって、いまから少しずつ作品を書き溜めているとのこと。将来が楽しみな女の子でした。

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