料理と器

今や途上国でもそうそう起こらない要人殺害事件が、この日本で起こるとは本当にショッキングなこと。この事件が日本社会につきつけた課題は実に深刻なものである。人は往々にして他人に対して不満を持つ。あんなやついなくなればいいと思うことだってあるだろう。しかし普通の人は実行に移さない。それは社会がそのような反社会的な行為に対する抑止力を持っているから。抑止力とは①倫理観②法規制③社会規範のようなものだろう。特に今回のような大事件を起こす場合には③の影響は大きいはずだが、機能しなかった。これは私たちが社会の束縛から解かれた一方で、社会の輪からこぼれ落ちてしまう人たちに対しての包容力を失ったことを示してはいないだろうか。私たちの社会は変質している。これから私たちはどういう社会を作っていけば良いのか、皆が関心を持ち、本気で考え、行動しなければならない時はすでに到来している。

 暗い気持ちになったときはおいしいものでも食べて気分を変えよう。料理には素材や調理法に加え、「器」という欠かせない要素がある。日本の食卓には和洋中あらゆる料理がのぼるので、収納場所のことも忘れてついつい食器が増えていく。我が家ではメインのおかずは大皿で供することが多く、中華、洋食はシンプルな白い皿で良いのだが、和食はどうもそういうわけにいかない。

 産地に近いこともありよく使うのは益子焼。ドライブがてらふらっと出掛けてはB級品を物色、ときに写真のような掘り出し物にも出会える。益子の兄弟産地で茨城県の笠間も日帰り圏内。こちらは比較的おしゃれ度が高い印象。

 有名産地は中部エリアに多いが、なぜかあまり縁がない。一番好きなのは萩焼。とはいえ萩にはめったに行けないので、今持っているのは2つだけ。次に行くときは少し時間をかけて窯元をまわってみたい。

 今日は鶏肉と新じゃがの煮物。油揚げを加えてひと工夫。

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