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色の豆知識24 / 体調を整える色

春は緑、夏は赤、秋は白、冬は黒。


何のことか分かりますか?
薬膳において、季節ごとに食べると良いとされている食べ物の色です。
これは、古くからの中国の季節と色の考え方「陰陽五行説」に由来しています。

陰陽五行説は、5〜6世紀頃に日本へ伝来し、人々に大きな影響を及ぼしました。
これは東洋医学の基本になっているとも考えられています。
現代の私たちの生活の中にも、意外とあちこちで見聞きすることがあります。
例えば、初詣の神社で5色の短冊を目にしたり、
日本の行事である桃の節句や端午の節句なども、この陰陽五行説に基づいていると言われています。
また、若緑、赤富士、白秋、黒帝など、俳句の季語や季節の別称にもその影響を見つけることができます。

以下、薬膳の代表的な食べ物とその季節ごとの特徴をご紹介します。
※諸説ありますので、ご了承ください。

春:冬の間に蓄えた余分なものを排出し、内臓の働きを整える季節
例:ニラ、キャベツ、セロリ、青ジソなど

夏:体を涼しく、体内の余分な水分を取り除いて体調を整える季節
例:トマト、マグロ、赤身のお肉など

秋:乾燥対策、呼吸器を労り、体を温め潤いを補う季節
例:大根、白菜、レンコン、鶏肉、白身魚、エビ、イカなど

冬:寒さに備えてエネルギーを蓄え、体を温めてめぐりを促す季節
例:キクラゲほかキノコ類、ゴボウ、昆布、のり、黒ゴマ、黒大豆(黒豆)

薬膳では季節の変化と体調の関係性を重視しています。
その時期に適した食材を取り入れることで、季節ごとに現れる身体の不調を整えることができるとされています。


薬膳というと、高価で手に入りにくい漢方素材を使うイメージや
準備に手間がかかる気がしたりするかもしれませんが、実は意外と簡単です。

オーバーワークや新生活のストレスなど、体に負担がかかりやすいこれからの季節。
ぜひ参考にされてはいかがでしょうか。

※尚、薬膳は薬の代用にはなりませんので、体調が悪い時は病院を受診し、薬の服用など医師の指示に従ってください。

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