早咲きの桜「河津桜」をご存知ですか?
2月上旬くらいから咲き始める早咲きの桜で、
1955年に伊豆の河津町で発見された、自然交雑で生まれた桜です。
濃いピンク色の大きな花は、通常のソメイヨシノとは異なり、
従来の桜のイメージを覆し、新しい体験となることでしょう。
逆に遅咲きの桜もあります。
緑の桜として知られる「御衣黄桜(ぎょいこうざくら)」もその一つです。
咲き始めは緑色で、次第に萌黄色の花の中央に赤い縦線が出てきます。
赤い部分は徐々に広がりますが、花全体に広がるわけではなく、繊細な色の変化が楽しめます。
桜の中では、唯一緑の花を咲かせる品種とされています。
御衣黄桜は八重桜の一種で、江戸時代初期に品種改良で生まれた
珍しい桜として知られています。
通常の桜が散り始める頃に入れ替わるかのように咲き始め、
4月中旬から下旬にかけて満開となります。
「御衣黄」という名前の由来は、平安貴族の衣服(御衣)の中の
萌黄色に近い色の花が咲くためだとか。
花は葉から進化したというのが定説ですが、なるほどと思える桜です。
江戸川区の「新川千本桜」や「小松川千本桜」が有名なほか
首都圏や全国でも見られる場所が点在しています。
運が良ければ緑とピンクの桜のコントラストを楽しめることもあります。
緑色の花を咲かせる植物は多くはありません。
葉や茎と似た色のため見落としてしまったり、気づきにくいものですが
探そうと思えば意外と見つかります。
散歩や山歩きの際、ちょっとした楽しみの一つとしていかがでしょうか。