TAG

色の豆知識

色の豆知識13 / 色の組み合わせ〜襲(かさね)の色目

美しい名前のついた、日本の伝統的な色の組み合わせをご存知でしょうか。平安時代に花開いた女房装束袿(うちき)と呼ばれた着物を何枚も重ねて着る十二単があります。その着物の色の組み合わせは季節に合わせて決まったパターンがありました。この時代の袿は非常に薄い絹だったため、透け感が独特の風合いと美しい色合いを演出していたようです。一例ではありますが、ご紹介します。尚、同じ色目でも名称が変わったり、その逆もあ […]

色の豆知識12 / 色が消える社会

暮らしの中から少しずつ色が消えていっているらしいです。イギリスの科学博物館が有名ですが、世界中に色々な品物の調査をしている機関があります。ある調査結果によると、現代のあらゆる品物の約60%以上が黒・白・グレーといったモノトーンだそうです。確かに企業ロゴ、街中で見かける自動車、家具やちょっとした雑貨などモノトーンが多くなった印象があります。Appleのロゴも昔は虹色のリンゴマークだったのが、今ではモ […]

色の豆知識11 / お正月の色

一年の始まりを祝うお正月。鏡餅やお飾りなど、赤白の飾りに彩られたものがいっぱいで日本のお正月には欠かせないものとなっています。「赤白」は縁起のいい色とされていますが「紅白」と書くことが多いように感じます。赤は中国から入って来た色とされていますが、そのときに赤貧や赤裸々といった「裸」「むき出し」というような意味と一緒にやって来たといいます。このことから、そんな意味に捉えられないよう、「紅」という字が […]

色の豆知識10 / 四十八茶百鼠

四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)という言葉をご存知でしょうか。ここでいう四十八や百は具体的な数のことではなく、沢山という意味です。 江戸時代に徳川禁令ともいわれる奢侈禁止令が発令されました。これは武士や町人に対し着用する布の種類から色までをも指定したものです。特に町人は派手でカラフルな色は禁止され「お構いなしの色」と呼ばれた茶色、鼠色に限られていたようです。誰もが好きな色や素材の服を自 […]

色の豆知識 / 虹は何色?世界の虹の色認識

エリザベス女王の訃報発表の直後、二重の虹が出現したというニュースをご覧になった方も多いでしょう。きっと7色の美しい虹を思い浮かべたことと思います。虹は7色、誰でも知っている常識…とは限りません。虹の色は世界各国で認識している色が違うのです。 大まかに世界の国の虹の認識は以下のように言われています。8色:アフリカ6色:アメリカ・イギリス5色:ロシア4色:インドネシア3色:台湾日本以外の7色の国にはオ […]

色の豆知識 / 色が転ぶ!カブる! 面白い印刷用語

知ってみると意外と面白い、使ってみたくなる…かもしれない色に関する印刷用語をご紹介します。 「色が転ぶ」「色カブり」なんだか躍動感ある雰囲気で楽しそうな気もしますが、起こってしまうと拳を握りしめて「ぐぬぬ…」となってしまいます。これらはオフセット印刷の色が思ったように出ない場合を指す用語です。 「色が転ぶ」印刷の色再現が不安定で色味が変わってしまうことを言います。カラー印刷の特性上、特に表現が難し […]

色の豆知識 / 記憶の中の色

記憶色または印象色といわれるものがあります。これは、人がイメージとして記憶した色のことで、実際の色とは少し違ってしまっている場合があります。この記憶の中の色は、実際より色鮮やかになってしまう傾向にあり、旅先で撮影した素敵なはずの風景写真が、なんとなく色あせて感じてしまったり購入を諦めた商品をやはり買おうと、次の日お店に行くと、何か違うと思ってしまったりもします。 これを踏まえて撮影機器の設定を特定 […]

色の豆知識 / 花の色

季節を彩る花は私たちの生活を潤いあるものにしてくれます。春の花といえばチューリップやライラック、スイートピーなど。スイートピーはドライフラワーにも向いているそうで、最近はとても色鮮やかな生花と変わらないものが売っていて驚かされます。 日本でドライフラワーが広まったのは元禄の頃とされています。日本では千日紅など、色が濃い目の植物で作っていたらしく、ドライフラワーという言葉が使われだしたのは昭和になっ […]

色の豆知識 / 古建築の色

桜の季節になるとお花見がしたくなります。お寺など通りすがりにちらっと見るだけでも心華やぐものです。年月に晒された渋い素木と桜の花のコントラストも素敵です。日本の寺社建築は大陸からもたらされ、鳥居や本殿などには塗装がされており赤と白を基調としたものや漆の黒や赤などがよく見かけることができます。神社などの建物だと、赤(朱)、白、黒あたりの色がすぐ思い浮かぶと思います。 かつては、現在では素木が一般的な […]

色の豆知識 / 日本で初めての「色」

今日、気分を左右したりイメージの確立を図ったり、色々なことに利用されている「色」ですが、日本人が初めて「色」を意識したのはいつ頃なのでしょうか。 それは飛鳥時代、聖徳太子が制定した冠位十二階なのではないかと言われています。冠位十二階とは、日本で初めての冠位・位階であり、朝廷に仕える役人の位を12に分け、立場に応じて色分けされた冠をつけた仕組みのことです。 当時の一般庶民は特に染付されていない、天然 […]

NO IMAGE

紙ファイルでSDGs 「脱プラスチックで海を守るファイル。」

レジ袋が有料になったり、ストローが紙製になったりと、SDGsの取り組みとしてかなり身近になってきた”脱プラスチック”。 でも企業で取り組もうと思うと、変えられるものってそんなにないなあ…と思っていませんか。
会社でも”脱プラスチック”したい!という声にお応えして、オリジナル商品「紙製クリアファイル」を開発しました。仕事中に使うプラスチック製品としては、最も使用頻度が高いもののひとつ「クリアファイル」を”脱プラスチック”してみませんか。

CTR IMG