SDGsとは 今さら聞けないSDGsについて

SDGsという言葉も、今では色々なところで耳にしたり目にするようになりました。そして、多くの人がSDGsはやらなきゃいけないと思っている。しかしなかなか手がつけられていなかったり、どのように取り組むのが正解なのかがわからなかったりすることが多いようです。
SDGsに取り組むには、まずSDGsが一体どういったものなのかを理解することが重要です。そこで今回は今さら聞けないSDGsについて、解説をしていきます。

SDGsとは

いまや、SDGsという言葉を聞かない日はないというぐらい浸透しているSDGsですが、そもそもSDGsとはなんなのかについて解説します。SDGsは、「Sustainable Development Goals」の略で、直訳すると持続可能な開発目標となり、これがそのまま日本語訳として使われています。
2015年9月、ニューヨークでの「国連持続可能な開発サミット」において採択された「2030年までの開発アジェンダ」に記載された2030年までの世界共通の目標です。もともと2001年にミレニアム開発目標(MDGs)が策定され、その後継として、さらにパワーアップした、2030年までの目標として設計されました。
SDGsには、その内容ごとに、17個のゴールとその下に紐づく169のターゲット、232のグローバル指標があり、それらをまとめてSDGsと呼んでいます。
簡単にまとめると、SDGsとは、「持続可能な社会を実現するための、世界中の人が取り組むべき2030年までの共通目標」ということになります。

SDGsの特徴

では、SDGsに取り組むことで一体どんな意義があるのか。
SDGsに取り組む上でポイントになるのは、「持続可能な開発」という点です。サステナブルという言葉も非常によく浸透していますが、まさにこの部分がSDGsを考える上では非常に重要になってきます。
「持続可能な開発」というのは、定義として言うならば、「現在の社会の要求を犠牲にせず、将来の社会の要求も満たす開発」ということになります。資源を無尽蔵に使い枯渇させたり、温室効果ガスで気候環境を破壊したり、ジェンダーや貧富の差などの人権を軽視したり、といういったことをせずに社会を発展させていくということです。あくまで、現在の社会を犠牲にしないということがテーマになっていますので、経済を小さくして、昔の暮らしに戻るというようなことではなく、人類の叡智を結集して将来世代にツケを残すことなく、現在の繁栄を築いていこうと考えているのです。

SDGsに取り組む意義

以上のような世界的な取り組みへの意識のみならず、SDGsへの取り組みは、実は明確にメリットをもたらすものでもあります。(あるいは場合によってはやらないことがデメリットになるとも言えます)
というのも、すでに世界中の機関投資家たちはSDGsのような環境等への取り組みを投資の基準として見るようになってきており、大企業はその影響をすでに受け始めているからです。多くの場合その要求は大企業の調達にも向けられているので、大企業の下請けの中小企業なども、必然的に取り組むことが求められるようになってきています。こうなるともはや連鎖的にSDGsへの取り組みがほとんどすべての企業に求められるようになっていきますので、SDGsに取り組んでいることで仕事につながったり、あるいは取り組まないことで仕事を失ったり、そこまででなくとも余分な投資をせざるを得ない状態に陥りかねないということになります。
(ちなみに投資家が環境等への取り組みを重視するのも、数十年というスパンで見た時に、配慮しないことによって持続可能性が損なわれ結果的に生産性も損なわれると考えているからです。)

以上のように、SDGsはただのイメージ戦略ということ以上に、企業にとって取り組む意義が大きいものとなっています。また当然求められる取り組みのレベルはどんどん上がっていくことが予想されるため、早く始めて取り組むことに慣れておくことも重要です。
例えばココラボがご提案している、環境配慮製品の紙製クリアファイルは、脱プラスチックに貢献できSDGsの取り組みの第一歩としておすすめです。
またより本格的に、企業活動としてSDGs等の取り組みを進めていきたい場合のご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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