SDGsでできること

やった方がいいのは分かっているけど、何から始めていいか分からない…SDGsの取り組みをはじめようとする人にとって、しばしば直面する課題です。そんなSDGsをやろうと思っているけど、何から手をつけていいのか分からないという方のために、今回はSDGsでできることをご紹介します。

SDGsでできることの考え方

そもそもSDGsの取り組みを考えるにあたって、一般的にどのように考えればいいものなのか。もしそれが分かったら少しでも取り組みやすくなると思いませんか?でも17個もあるゴールを一体全体どうやって当てはめていったらいいものか、そこで悩んでしまう人が多いのも事実です。
結論から申し上げます。17個のゴール全てに取り組む必要はありません。
これはよくある誤解なのですが、SDGsに取り組むとなった時、17個全てのゴールに取り組まないといけないと思っている人が大変多いです。しかし、それぞれの企業であったり立場によってはなかなか関連性が薄いものもどうしても出てきてしまいますし、そこに対して無理に取り組む必要はないのです。むしろ、自分たちにとって特に課題になっている項目が何かを分析した上で、それを的確に改善できるような方法を考えていくことが最もSDGsの取り組みへの近道となってくるのです。
この分析のプロセスはやや専門性も出てきますが、非常に効果的な方法でもありますので、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

もっと手軽なSDGsでできることを知りたい

とは言え、そんな面倒な分析もなかなかできないし、もっと手軽にできる取り組みを知りたい。
そう思う方もいらっしゃるでしょう。そこで、多くの企業などで比較的共通して発生しがちな課題と、それに対してSDGsでできることを次にご紹介します。

・電力の再エネへの変更

電気とそれに伴う二酸化炭素排出というのは、多くの企業にとって共通の課題となっているものです。取得元の電気を再エネに切り替えることで、CO2排出削減に貢献できます。電力会社を変えるだけで実施できるため、取り組みとして行いやすいというメリットがあります。CO2の削減量も明確に算出でき、再エネである限り効果も永続的に続けることができます。ただし電気代が高くなることが多く、またプランによっては完全カーボンニュートラルにならない場合もあるため、内容をよく確認するようにしましょう。

・脱プラスチックの取り組み

プラスチック製品を紙製品などの代替品に置き換える取り組みです。削減量の測定がしやすいので、取り組み効果の発信がしやすいというメリットがあります。ただし代替品の方がコスト高になることが多く、また耐久性や使い勝手も変わってくることが多いので注意が必要です。
ココラボでは、脱プラの環境配慮製品として、紙製クリアファイルをご用意しておりますので、このような身近でできることをやるという方法もあります。

・女性活躍

業界や各社の事情によって難しい課題ではあるが、日本では労働人口が減少を続ける中、女性の社会進出が遅れており、取り組まなければいけない課題です。女性社員の採用率や、管理職の女性比率などで数値目標を定めて運用すると客観的なデータとして発信することもできるため有効でしょう。

以上が多くの企業に共通しており、かつ比較的取り組みやすいSDGsでできることです。
企業の業種などによって、それぞれの項目での取り組みやすさには違いがあるかとは思います。また最初に書いた通り、取り組むにあたっては、どういう課題認識があってそれをどう解決するためにこの手法を取っているのか、ということまで示せることもポイントです。
ただできることをやりました、というのよりも、意図を持ってこの取り組みをやりましたと言えた方が当然取り組みの価値が伝わりやすいからです。そういったストーリーの文脈でSDGsの取り組みを捉えて発信することも重要です。

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